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育休明けに妊娠発覚!退職後の失業手当はどうなるの?

今回は、第二子妊娠発覚後に退職した私の経験を踏まえて、妊娠しても失業手当は受け取ることができるのか解説していきたいと思います。

計画的に第二子を授かった方や、退職届け提出後に第二子の妊娠発覚した方に向けて、参考になれば嬉しいです。

本記事でわかること

・妊娠しても失業手当は受給できるのか
・失業手当受給延長方法
・出産後の手続き

はる

育休明けや転職しようと思った矢先の出来事に参考になれば嬉しいです。

妊娠しても失業手当は受給できるのか?

失業手当は、現職を離れ、つぎの就職先が見つかるまでの期間の生活費を保障することを目的としています。

妊娠中はすぐには再就職が難しく、産後すぐに就職できる状態とも限りません。

結論からいうと、妊娠を理由に退職した場合は失業手当を受給できません。

ただし、受給期間の延長手続きをすれば出産後に失業手当を受給することができます

受給期間の延長手続きとは?

離職日の翌日から1年以内に病気、けが、妊娠(不妊治療含む)、出産、育児、親族の介護などの理由で引き続き30日以上就業できない人は、

受給期間延長手続きにより、本来の受給期間(※1)に就業できない期間(最大3年、育児の場合は子が3歳になるまで)を加えた期間が受給期間として認められます。

※1受給期間とは、ご自身が基本手当を受けることができる期間です。原則として、離職日の翌日から1年間となり、この期間内の失業している日について所定給付日数を限度として基本手当の支給を受けることができます。

受給期間延長申請は各自治体のハローワークにて手続きが必要となります。

【延長手続きから終了までの流れ】

  • ご自身の所在地区のハローワークにて失業手当受給延長の手続きを行う
  • 延長できる期間を把握
  • 延長理由消滅後に失業手当の手続きを行う

受給期間延長申請

【申請に必要なもの】

  • 離職票2(退職後に会社から発行されます)
  • 受給期間延長申請書
  • 延長理由二該当することの証明(例:母子手帳、就職可否証明書)

【申請期間】

  • 離職日(働くことができなくなった日)の翌日から30日過ぎてから早期に申請要

【申請方法】

  • 申請者本人
  • 郵送(申請期限の消印間で有効)
  • 代理人による申請(委任状要)

受給延長中の注意点

延長中にアルバイトや内職をした場合、延長理由は途中で消滅となり、受給期間は当該消滅日の翌日から1年となります。

 給付までの期間を延長できるだけで、給付期間が長くなるわけではありません。むしろ、手続きが遅れると受け取れるお金が減る可能性がありますので、退職から2カ月以内には行くようにしましょう。

受給期間延長中の健康保険について

職場退職後の健康保険についてですが、3パターンあります。

  • 夫の健康保険に扶養家族として加入
  • 勤務先の健康保険を任意継続する
  • 国民健康保険に加入

受給期間延長中の扶養は可能ですが、失業手当受給中は受給額によっては扶養範囲内の金額を超えてしまう方がいます。

その場合は、各自治体の区役所にて国民保険の加入が必須となります。

ご主人が加入されている健康保険が健康保険組合の場合は、失業給付を受給しているあいだも被扶養者になれるかを、早めに確認されることをおすすめします。

しかし妊娠を理由の場合は、特定理由離職者として国民健康保険料に対して軽減される制度があります。

軽減を受けるためには届け出が必要になりますので、詳しくはお住まいの市町村の国人健康保険担当にお尋ねください。

はる

私の場合は、退職後の夫の扶養に入り自分の保険料がかからない①を選びました。

産後に失業手当を支給されるときに扶養には入れなかったため、失業手当受給期間中は軽減措置を受けながら国民保険に加入していました。

任意継続の場合は2年しか加入できないので、2年後には国民健康保険に加入する必要があります。

国民保険は退職時の所得に基づいて保険料が決まるので、任意保険料と国民保険の軽減制度を利用した場合を比較すると国保の方が割安でした。

延長理由が消滅した場合

妊娠を理由に失業手当の受給を延長していた場合、延長の消滅理由は出産をした後の事を言います。

ただし、産後8週間は就業不可期間です。産後8週後に失業手当の延長理由証明手続きをします。

【失業給付手続きに必要な書類】

  • 雇用保険被保険者離職票1と2
  • 延長通知書
  • 延長理由終了の確認(出産の場合は母子手帳・産後8週経過していること)
  • 本人確認
  • 預金通帳orキャッシュカード
  • 証明写真2枚(縦3cm×横2.5cm)
  • 印鑑
  • マイナンバーが確認できる書類

雇用保険の受給手続きは現住所を管轄するハローワークで行います。ただし希望勤務地が現住所と異なる場合、希望勤務地があるハローワークにて手続きを行う場合もあります。

妊娠を理由に受給延長をしていた場合、失業手当が受給できる状態かどうかの確認で子の預け入れ先の確認があります。

たとえば、保育園や幼稚園の入園や実家にてご両親の支援があるなどの説明が必要になります。

また妊娠は自己都合に当たる退職理由なので、本来は3か月の給付制限期間が設けられていますが、受給期間の延長を利用した場合、子育て中に3か月の給付制限期間は経過します。そのため、求職活動を始めれば、7日間の待機期間だけで、失業給付を受け取れます。

まとめ

退職後に妊娠が発覚し、失業手当がどうなるのか不安な方はご安心ください。

現住所のハローワーク、もしくは勤務希望先地区のハローワークにて失業手当受給延長の手続きをすれば失業手当の受け取る期間を保留することができます。

そして、受給申請延長理由終了後は失業手当受給手続きをすると失業手当をうけとることができます。

人によって過去働いてきた年数や年収が違うので受け取れる金額や期間は変わってきます。

はる

ハローワークの方は皆親切でとてもわかりやすく説明してくださいました。安心して相談してみてくださいね。。

本記事は2023年7月時点での記載となりますので、詳しくは各自治体のハローワークにてご確認ください。

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